コミュニティの重要性
ビッグイシュー(THE BIG ISSUE) (ホームレスの方が、路上で販売している冊子)の107号を読んでいて、 面白い記事が目につきました。
最近TV(NHKプロフェッショナルなど)でよく見かける、 脳科学者 茂木健一郎 氏の講演内容です。
まずは、その一文だけ抜粋して紹介します。
「最近、発表された面白い研究のひとつに、 『人が他人のために行動するのは、どの様な社会条件のもとに成り立つのか?』 という研究があります。 結論からいうと、一人の人が属するコミュニティが多様であればあるほど、 利他性が育まれる。 例えば、会社の利益ばっかり追求しているような組織人というのは、 コミュニティが一個しかないから、脆弱なんです。 そういう人は、実は利他的な行動を必ずしも自然には出来ないんだ」 と。
以上が、抜粋です。
茂木さんは学者であり、時折専門的で難解な文章を書いたり話したりする方なので、 わたし流に解釈し、考えを述べてみたいと思います。
つまりは・・・
× 会社組織のみ
◎ 会社組織 + 社会的コミュニティ参加
ということですよね!?
あなたがひとつの場所(職場・家庭など)のみで生きていくのではなく、 いろいろなコミュニティ で人と接し、そこで何かをすることが望ましいということです。 そして、そこで人のために役に立つという気持ちを養い、育てていくことが可能なのです。 こんなことが、数理的なモデルで最近示されているとのこと! とても画期的なことですよね。
まさしく、人の輪の中で何かをやることで、手ごたえを感じたり、 人との間で自分を知ることもできるわけです。 そんな中で、何かの働きかけをすることで、誰かが喜び、 それをみて自らが喜びを感じるのです。
こんな感動的なチャンスやタイミングは、本来、私達は自ら 創っていった方がいいのですよね。 人々が喜びに満ちたコミュニティの数多くある社会であれば、 孤独な人は減少し、犯罪もなくなることでしょう。
単に利益を追求する経済主導の組織の中だけでなく、 私達は楽しんだり、互いが喜びあう、コミュニティへの参加が大事なのです。
利害のない豊かな人間関係の中では、心の生産性が高まります。
茂木さんには、もっといろんな所でこの様な話をしてほしいものです。
毎月2回発行(300円) 私はいつも西鉄グランドホテル前で販売している方から購入しています

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